美食の国といわれるフランスは、世界中の人々を魅了するスイーツ大国でもあります。
チョコレートをはじめ、マカロンやマロングラッセ、ケーキなど、多彩な種類のスイーツが盛りだくさん!!
フランスでいろいろなスイーツの食べ比べしたいところですが、いざスイーツを買おうと思うと、スイーツの種類がたくさんあって迷ってしまったり、口頭で注文しなければならないため、ちょっぴり買い物のハードルが高かったりします。
当ブログ「フランスボックス」では、フランスで出会える定番のスイーツから人気パティスリーのスイーツの種類や名称、ケーキを注文するための必要なフレーズなどをご紹介していきます。
ぜひ現地パティスリーを訪れるときの参考にしてください。
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このページの目次
- フランスの有名スイーツ・ケーキの種類一覧
- マカロン(Macaron)
- イスパハン(Ispahan)
- エキノクス(EQUINOXE)
- フルーツモチーフのケーキ
- ミルフィーユ(Mille-feuille)
- サントノーレ(Saint-Honoré)
- パリ・ブレスト(Paris-Brest)
- モンブラン(Mont Blanc)
- オペラ(Opéra)
- フォンダン・オ・ショコラ(Fondant au chocolat)
- ガトー・オ・ショコラ(Gateau au chocolat)
- エクレア(Éclair)
- ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)
- クレーム・ブリュレ(Crème brulée)
- フラン(Flan)
- タルトタタン(Tarte Tatin)
- ババ・オ・ラム(Baba au rhum)
- ビュッシュ・ド・ノエル(Bûche de nöel)
- シャルロット(Charlotte)
- シュー・ア・ラ・クレーム(Chou à la crème)
- カヌレ・ドゥ・ボルドー(Cannelé de Bordeaux)
- クグロフ(Kouglof)
- メルベイユ(Merveilleux)
- クレープ(Crèpe)
- フランスで活躍する日本人パティシエ
- フランスのパティスリーでの注文方法
- フランスのスイーツまとめ
フランスの有名スイーツ・ケーキの種類一覧
世界的に有名なパティシエが集まるフランス。
そのパティシエが作り出す上品な味わいと宝石のように美しいスイーツは、世界中の人々を魅了します。
マカロンやエクレアなどは日本でもお馴染みのフランス菓子ですが、まだまだ知られていないスイーツもたくさんあります。
フランスではケーキやお菓子のことを「pâtisserie」や「gâteau」と言い、Pâtisserie(ケーキ屋)やPâtisserie-Boulangerie(ケーキ兼パン屋)などで買うのが一般的です。
その他に、Chocolaterie(チョコレート屋)やGlacier(アイスクリーム屋)、Crêperie(クレープ屋)などの専門店があります。
美味しいスイーツは、カフェやレストラン、サロン・ド・テなどでも味わうことができるので、いろいろな場所で楽しんでください。
それではフランスの絶品スイーツの世界へご案内しましょう!
マカロン(Macaron)
フランスのスイーツで真っ先に思い浮かぶのがマカロン。
卵白・砂糖・アーモンドパウダーを使った焼き菓子です。
カラフルで見た目も可愛いので、お土産に喜ばれます。
マカロンはLaduréeやPierre Herméなどが有名ですが、フランスの各地方にはさまざまなマカロンがあります。
イスパハン(Ispahan)
イスパハンはパリで誕生した絶品スイーツ。
イスパハンの名前はオールドローズ「イスパハン」に由来し、その名前の通り、洗練されたエレガントなスイーツ。
鮮やかなピンク色のマカロン生地に、ライチ、フランボワーズ、バラの風味のクリームが挟まれています。
この3つのハーモニーを組み合わせイスパハンを考案したのが、21世紀のパティスリー界の巨匠ピエール・エルメ。
ピエール・エルメの代表作イスパハンは、パリでぜひとも味わっておきたいスイーツです♡
エキノクス(EQUINOXE)
エクノクスは、斬新なデザインと繊細な味わいで人気のスイーツ。
ショーケースを眺めたとき、誰もが真っ先に目がいきます。
それもそのはず、グレーに色付けされたパウダー状のカカオバターと真っ赤なフルーツピュレという色使いがこれまでに見たことのない組み合わせ。
中はほどよい甘さのバニラクリーム、中心部には塩キャラメルのムース、そしてその下にビスケットが敷かれています。
見た目からは想像もつかない繊細さです。
このエクノクスは、Cyril Lignacのスペシャリテ♡
ババ・オ・ラムも得意とし、エクノクスと合わせてぜひ味わっておきたいスイーツです。
フルーツモチーフのケーキ
季節によって変わる宝石のようなフルーツモチーフのケーキ。
まるで本物の果物のような美しさです。
Cédric Groletの生み出すスイーツは、アート作品のように精巧で、他にもルービックキューブをモチーフにしたケーキもセレブの間で大人気。170ユーロというお値段も破格です。
ミルフィーユ(Mille-feuille)
ミルフィーユとは、「ミル=千の」「フイユ=葉」を意味します。
フィユタージュまたはパート・フィユテと呼ばれるパイ生地にクレーム・パティシエイールを交互に重ね、表面に粉砂糖をまぶしたもので、パイ生地のサクッとした食感が特徴です。
日本でもすっかり定番のスイーツですね。
Carl Marlettiのミルフィーユは、過去に雑誌フィガロでパリNo.1のミルフィーユに選ばれ、彼の名を一躍有名にしました。
サントノーレ(Saint-Honoré)
サントノーレは、1847年にパリのサントノーレ通りにあったパティスリー「シブースト」で生まれた伝統菓子で、通りの名前にちなんで「サントノーレ」と名付けられました。
土台のパイ生地にキャラメルでグラサージュしたプチシューをのせ、クレーム・シャンティイやクレーム・シブーストを絞ります。
アレンジが自由にできるお菓子なので、パティスリーによって演出もさまざまです。
パリ・ブレスト(Paris-Brest)
パリ・ブレストは、もともとドーナツ型をしていたケーキで、1910年のパリーブレスト(ブルターニュ)間の自転車レースを記念して作られました。
真ん中に穴があいたデザインは、自転車の車輪を模したものだったのです。
シュー生地にプラリネクリームを挟んだお菓子で、今ではさまざまな形のパリ・ブレストがあります。
お店によってかなり個性が表れるスイーツなので、ぜひ食べ比べてみてください!
モンブラン(Mont Blanc)
日本でも人気のあるモンブランは、モンブラン山に見立てて作られたことからそう呼ばれるようになりました。
メレンゲとマロンクリームを盛り合わせたケーキで、栗のペーストを使ったモンブラン以外にも、かぼちゃやさつまいも、紫芋、抹茶などを使った変わり種モンブランもあります。
モンブランといえば、なんといっても1903年創業の「ANGELINA」が有名ですね。
リヴォリ通りにあるアンジェリーナは、サロン・ド・テも併設していますので、優雅なティータイムが楽しめますよ♡
オペラ(Opéra)
オペラは1802年創業Dalloyau発祥のケーキで、名前の通り、パリのオペラ座をイメージして作られました。
ビスキュイ・ジョコンド生地(3層)にコーヒーバタークリームとガナッシュを重ね、表面はグラサージュ(チョコレートのコーティング)されています。
装飾がほとんどなく、シンプルの極みを呈した職人技のケーキです。
フォンダン・オ・ショコラ(Fondant au chocolat)
ケーキを割ると、中からチョコレートが溶け出すチョコレートケーキ♡
チョコレート好きのフランス人が1番好きなデザートにあげるケーキで、カフェやレストランのデザートメニューには必ずといっていいほど登場します。
ガトー・オ・ショコラ(Gateau au chocolat)
ガトー・オ・ショコラはチョコレートケーキの総称で、その中にフォンダン・オ・ショコラも含まれます。
フランスの家庭でよく作られ、子供のお誕生日会で人気No.1のケーキです。
チョコレートの溶け具合によって、フォンダン・オ・ショコラやモエル・オ・ショコラなどと呼び方が変わり、一般的にガトー・オ・ショコラは中までしっかりと火が通っています。
エクレア(Éclair)
細長く焼いたシュー生地にクリームやガナッシュを絞り、表面にフォンダンを引いたエクレアは、フランスでも人気のスイーツ。
最近ではさまざまなフレーバーを見かけるようになりましたが、エクレアの中身はカスタードクリームで、チョコレートとカフェの2種類が定番です。
エクレアの有名店といったら、やはりL’Éclair de Génieでしょう。
日本にも進出していますが、パリでしか味わえないエクレアもあるので、ぜひ試してみてくださいね!
ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)
日本でも知名度の上がってきたガレット・デ・ロワは、もともとエピファニー(公現祭)の日に食べられていたお菓子です。
今ではエピファニーの日に限らず、家族や友人が集まり、1月中は何度も食べます。
折込パイ生地とアーモンドクリームで構成されたシンプルな焼き菓子で、ガレット・デ・ロワにはフェーブと呼ばれる陶製の小さな人形が仕込まれています。
当たった人は、その日「王様」または「王妃様」となり、王冠を冠ります。そして1年間幸運に恵まれるそう。
アーモンドの香りとパイ生地のサクサク感がたまらない新年のスイーツです♡
ガレット・デ・ロワは、1月限定でパティスリーやブーランジュリー、スーパーなどで購入することができるので、この期間中フランスを訪れる機会があれば、ぜひお試しください!
クレーム・ブリュレ(Crème brulée)
クレーム・ブリュレもまた、カフェやレストランのデザートメニューに必ずあると言ってよいほど人気の高いデザート。
蒸し焼きにしたアパレイユ(カスタードソース)の表面に砂糖をふりかけて、バーナーでキャラメリゼしたお菓子です。
表面はパリッとしていて、中はクリームのようになめらかな食感で、コクのある味わいが特徴です。
フラン(Flan)
フランはブーランジュリーに必ず置いてある定番スイーツで、素朴な味ながらも古くから親しまれてきました。
タルト生地にカスタードクリームを流して焼くだけの簡単なお菓子のため、フランスの家庭でもよく作られます。
シンプルなだけにあたりのフランに出会うと幸せ♡
タルトタタン(Tarte Tatin)
りんご菓子の最高峰といわれるタルトタタン。
キャラメリゼしたりんごをたっぷりと敷き詰め、その上からタルト生地をかぶせて焼いたお菓子です。
一般的なタルトは生地を下に敷き、中にクリームや果物を詰めて焼きますが、タルトタタンはりんごを敷いて、その上に生地をかぶせて焼くのが特徴です。
キャラメリゼされたりんごを下に敷くことで独特の香ばしさが生まれます。
カフェやレストランで定番のスイーツですので、ぜひ本場の味を堪能してください!
ババ・オ・ラム(Baba au rhum)
ババ・オ・ラムは、ブリオッシュ生地にラム酒をたっぷりしみ込ませたお菓子で、クレーム・シャンティイを添えていただきます♡
このババ・オ・ラムを考案したのが、現存するパリ最古のパティスリーStohrerの創業者ニコラ・ストレー。
アルコールの香り漂う大人のスイーツです。
ビュッシュ・ド・ノエル(Bûche de nöel)
ビュッシュ・ド・ノエルは、切り株の形をしたフランスの伝統的なクリスマスケーキです。
フランス語でビュッシュは薪(切り株)、ノエルはクリスマスのこと。
ロールケーキの表面にチョコレートやクリームを塗り、模様をつけて切り株のように見立てています。
クリスマスが近づくと、パティスリーやブーランジュリーにはビュッシュ・ド・ノエルがたくさん並びます。
伝統的なビュッシュ・ド・ノエルのほか、毎年有名パティシエによる斬新なデザインのビュッシュ・ド・ノエルも登場し、メディアで取り上げられています。
見ているだけで幸せな気分にさせてくれるビュッシュ・ド・ノエル♡
クリスマス期間限定ですが、機会があればぜひ味わってみてください!
シャルロット(Charlotte)
シャルロットとは、ビスキュイ生地を土台にし、中にババロアやクリームを詰めて、表面をフルーツで飾ったケーキです。
女性の帽子に見立てたケーキで、仕上げにリボンで巻くため、見た目がとても華やか♡
使われるフルーツによって、「シャルロット・オ・フレーズ(イチゴのシャルロット)や「シャルロット・オ・ポワール(洋梨のシャルロット)」などと呼び方が変わります。
シュー・ア・ラ・クレーム(Chou à la crème)
シュー・ア・ラ・クレームとは、シュー生地に生クリームを詰めたもので、日本でいうシュークリームのこと。
Chouとはフランス語で「キャベツ」のことで、焼いた形がキャベツのようだったことから、このように名付けられました。
フランスのシュー生地は厚みがあり、パリッとしています。中のクリームはカスタードクリームではなく、生クリームを使うのが特徴。
エクレアと違い、シュー・ア・ラ・クレームはお店に置いてあることが珍しいので、もし見つけたらぜひ試してみてくださいね!
カヌレ・ドゥ・ボルドー(Cannelé de Bordeaux)
カヌレ・ドゥ・ボルドーは、日本でも知られるようになったボルドー発祥のお菓子です。
表面はカリカリで、中はしっとり&もっちりとした食感が特徴で、バニラとラム酒がほのかに香ります。
ボルドーでは街の至るところにカヌレのお店を見つけますが、おすすめの有名店は、Canelés Baillardranです。
クグロフ(Kouglof)
アルザス地方の伝統菓子として知られるクグロフは、ドイツやオーストリア、スイスなどにもあり、発祥は定かではありませんが、マリー・アントワネットも愛したお菓子だといわれています。
真ん中が空洞になった発酵菓子で、オレンジフラワーウォーターがほのかに香ります。
アルザス地方では、日曜日の朝に食べる習慣があったそうです。
メルベイユ(Merveilleux)
メレンゲ生地にホイップクリームを乗せたスイーツ。
ずっしり重たそうな見た目に反して、サクッ フワッと一瞬で口の中で溶けてなくなる食感が特徴。
Aux Merveilleux de Fredで購入できます。
クレープ(Crèpe)
クレープは、小麦粉、卵、牛乳、砂糖で作った生地を薄く伸ばして焼いたお菓子。
日本でもお馴染みですね。
フランスでは、2月2日の La Chandeleur(聖燭祭)にクレープを焼いて家族や友人たちと食べる習慣があります。
食べ方はいたってシンプルで、そのまま食べるか、砂糖やジャム、ニュテラなどと一緒にいただきます。
焼き上がったクレープに溶かしバターやカルヴァドスなどの洋酒をかけていただくのもおすすめです♡
クレープの屋台やクレープ専門のクレプリーなどで食べることができますよ。
フランスで活躍する日本人パティシエ
フランスで活躍する日本人パティシエをご紹介しましょう。
- 青木定治 Pâtisserie Sadaharu AOKI paris
- 吉田守秀 MORI YOSHIDA
- Mariko パリの1つ星レストラン「ES」のシェフパティシエ
フランスのパティスリーでの注文方法
店員さんに口頭で欲しいケーキを伝えて注文します。
注文の際、自分の立ち位置からケーキがよく見えなかったりしますが、焦らずに欲しいケーキを店員さんに伝えましょう。
注文の際はまずは挨拶から
- Bonjour(こんにちは)
- Bonsoir(こんばんは)
個数とケーキの名前を伝える
注文の伝え方は、ケーキの名前さえ言えれば難しくありません。
「個数」+「ケーキの名前」+「s’il vous plaît(シル・ヴ・プレ)」
(例)Un Paris-Brest, s’il vous plaît.
パリ・ブレストを1つください。
(例)Deux Mille-feuilles, s’il vous plaît.
ミルフィーユを2つください。
フランス語の数字
- 1 → un,une
- 2 → deux
- 3 → trois
- 4 → quatre
- 5 → cinq
※数字の1を表す「un」と「une」はそのあとにくる名詞が男性名詞(un)か女性名詞(une)かによってどちらを使うか決められています。
商品を受け取るときも挨拶
会計が終わって商品を受け取るときにも挨拶をお忘れなく。
- Merci,Au revoir(ありがとう、さようなら)
フランスのスイーツまとめ
フランスには、ここでご紹介しきれなかったスイーツがまだまだたくさんあります。
お店や地方によってさまざまなスイーツがあるので、フランス滞在中にぜひ美味しいスイーツを味わってみてくださいね!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!