日本のような島国と異なり、お隣の国までちょっとした国内旅行のような気軽さで行けるのがヨーロッパの楽しいところ。
フランス国内だけでも十分見応えがありますが、イギリスのロンドンやベルギーのブリュッセルと組み合わせてパリ旅行を楽しむ旅行者も少なくありません。
今日はパリからのアクセスもよく、フランス旅行と相性の良いベルギーをご紹介したいと思います。
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このページの目次
パリからベルギーまでの行き方・アクセス・最寄り駅
フランスの首都パリからベルギーの首都ブリュッセルまでの距離は約300km。
高速列車の他、飛行機や高速バスでのアクセスが一般的です。
高速列車
高速列車ユーロスター(旧タリス)やTGVを使えばたった1時間半で到着です。東京⇔名古屋間が350kmなのでそれより近いというと結構近いなという感じがしませんか??
パリ北駅とブリュッセル南駅を結ぶ直行便は最短1時間20分。1時間に2本あるので、計画も立てやすいですね。
日付や乗車クラスによって約5,000円~20,000円くらいの幅がありますが、日本の新幹線に慣れていればそれほど高いとは感じないと思います。
鉄道のチケットは当日に券売機や窓口でも買うことができますが、売り切れてしまう可能性もあります。
なので、チケットはklookでオンライン事前予約しておくのが安心。
90日前から予約できますので予定が立ったらすぐに予約しておきましょう。
※日本語でうまくチケットが表示されない場合は、アルファベットで再検索してみてください(カナだと表示されない場合があります)
高速バス
高速バスはさらに安く、12~20ユーロと手ごろな金額で購入できます。所要時間は4時間弱なので日帰りするなら断然ユーロスターがおすすめです。
日帰りベルギー・ブリュッセルおすすめ観光スポット
ベルギーの首都であるブリュッセル。多くの観光客が訪れる人気都市です。
世界一美しい広場と言われるグラン=プラス広場や芸術の丘、マグリット美術館などみどころ満載!
歴史ある建物が多く、中世の美しい街並みがそのまま残っています。おしゃれなお店も多く、ビールやチョコレートなどの名産品もたくさん並んでいるのでショッピングには困りません♪
ブリュッセルは小さな街です。できれば1泊か2泊してゆっくり楽しみたいですが、日帰りでも主要な場所をまわることができます。
グラン・プラス(Grand Place)
グラン=プラスは、首都ブリュッセルの旧市街の中心にある石畳の大広場。
ベルギーの世界遺産にも登録され、世界一美しい広場とも言われています。
ベルギー随一の観光スポットとして取り上げられることも多いため、テレビや雑誌で見たことがある人も多いのでは?
周囲には市庁舎やギルドハウスなど歴史的建物が立ち並び、ヨーロッパに来たぞ!!という気分になります。
フランスのルイ14世がブリュッセルに激しい砲撃を行った際、周囲の建物はほとんどが木造だったため、石造りの市庁舎以外は焼失。
しかし、ギルドの人々が団結してわずか4年で建物を再建。現在見ることができる石造りの建物は、この時に造られました。
2年に1度8月に数日間だけ行われる花の祭典、フラワーカーペットの催しが行われるのもこの場所です。
グラン・プラス | |
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住所 | Grote Markt, 1000 Bruxelles 地図 |
行き方 | 中央駅から徒歩4分 |
小便小僧(Manneken Pis)
世界三大がっかりに数えられますが、ここまで来て行かないわけにもいきません(笑)
小便小僧 | |
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住所 | 1000 Bruxelles 地図 |
行き方 | グランプラスから徒歩約4分 |
世界三大がっかりに数えられますが、ここまで来て行かないわけにもいきません(笑)
セルクラースの像(Everard ‘T Serclaes)
1300年代の英雄セルクラースの像はグランプラスの南側に面するギルドハウス群のうちの一つ「星」と呼ばれる館の壁にあります。
12世紀初頭から14世紀初頭までブラバン公によって統治されていたブリュッセル。
フランドル伯の画策により一時ブリュッセルは陥落してしまいますが1356年セルクラースの力もあってブラバン公の手に戻りました。
腕を触ると願いが叶うと言われているため腕はピッカピカ。ブリュッセルに再び戻ってこれるという旅人が大好きな伝説もあります。
セルクラースの像 | |
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住所 | 1000 Bruxelles 地図 |
行き方 | グランプラスから徒歩約1分 |
マグリット美術館(Musée Magritte)
ベルギーを代表するシュールレアリズムの画家René Magritte。
250点の作品が所蔵されるマグリットファン必見の美術館です。
ルネ・マグリットは現実世界に対して、疑問を投げかけるような作品をいくつも制作しています。
ある物が現実的にはありえない場所に置かれていたり、ありえないサイズで描かれたりと、シュルレアリスムの手法であるデペイズマンを使った作品でいっぱい!
絵画に哲学的な要素を持ち込み、当時から人気が高かったルネ・マグリット。
のちのポップアートカルチャーにも大きな影響を与えています。
グッズもめちゃくちゃ可愛くて色々買ってしまいました。グランプラスにもショップがあります。
マグリット美術館 | |
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住所 | Museumstraat 9 B-1000 Brussels Belgium 地図 |
行き方 | 王宮から徒歩約5分 |
時間 | 10:00-17:00(火〜金) 11:00-18:00(土〜日) ※12月24・31日は14:00 閉館 ※チケットオフィスは16:30(火〜金),17:30(土〜日)まで |
定休 | 月曜日、1月1日、5月1日、6月23日、11月1日・11日、12月25日 |
料金 | 大人8ユーロ、シニア(65歳以上)6ユーロ、学生2ユーロ、 子供(5歳以下)無料 |
HP | https://www.musee-magritte-museum.be/en |
ベルギー王立美術館(Musées royaux des beaux-arts de Belgique)
1803年にオープンした歴史のある王立美術館は、古典美術館、近代美術館、世紀末美術館、マグリット美術館の4つの美術館で構成されています。
それぞれの美術館は地下道で繋がっており、マグリット美術館を除き、年代別に3つの美術館に分かれていると思えば、おのずとどの時代の展示に興味があるかで行くべき美術館がわかるでしょう。
古典美術館では、主にルーベンスやブリューゲルといったフランドル派の絵画が展示されています。
近代美術館では、マグリット、アンソールなど、ベルギーの画家の作品や、フランスの新印象派の作品などが中心。
そして、2013年に新設された世紀末美術館は、19世紀末から20世紀初頭の作品でゴッホやゴーギャンの作品も展示されています。
館内にはミュージアムショップがあり、エコバックや雑貨類が人気。
カフェ、レストランなどで休憩を挟みながら、ゆっくり見学しましょう。
ベルギー王立美術館 | |
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住所 | Rue de la Régence 3, 1000 Bruxelles地図 |
行き方 | 王宮から徒歩約2分 |
時間 | 10:00-17:00(火~金) 11:00-18:00(土・日) |
定休 | 月曜日 |
料金 | 大人15ユーロ、18-26歳5ユーロ、17歳以下無料 |
HP | https://www.fine-arts-museum.be/ |
日帰りベルギー・ブリュッセルお買い物・土産
海外旅行ではお土産選びも旅の楽しみの一つですよね!
滞在時間は無限にありませんので、お土産選びに何を買おうか悩む時間がもったいない。
絶対買うべきお土産を買い逃したくないという方のためにベルギーのおすすめ土産を厳選してみました。
ベルギービール
ベルギーといえばビール!といっても過言ではありません。
ベルギーにはなんと約1500種類ものビールがあり、各会社ごとに独自の味わいがあり飲み比べも人気。
レストランではお昼から飲むことができるので、帰国までにお気に入りの銘柄を見つけましょう!
こんな可愛いグラスも♡ビールと合わせてビールコースターをプレゼントするのもいいですね♪
人気銘柄を一部ご紹介しておきます。
チェリービールのBelleVue Kriek、白ビールのHoegaarden White、アルコール度数高めのChimayなんていかがでしょう。
日本で購入するよりかなり安く飲めます。
運が良ければスーパーでブランドロゴの入ったグラス付きのビールを購入することもできます。
一口にベルギービールといえどそれぞれ香りや味わいがまったく異なるので、さまざまな種類を買い集めて飲み比べるのもおすすめです。
ワッフル
街に降り立てば甘い香りがする…なんて表現されるベルギーの街。
そんな表現がぴったりなほど至る所でワッフルを購入できます。
もちもちとした食感のリエージュワッフルと、ふわふわとした食感のブリュッセルワッフルの2種類があり、お土産としておすすめなのはリエージュワッフル(写真参考)だと思います。
スーパーなどでまとめ買いすることもでき、10個で2ユーロ〜とばら撒き用にもちょうどいいです。
もしその場で食べるなら、ぜひ両方食べてください!
これまでのワッフルに対する概念が変わります(笑)
DANDOYのお菓子
わたしがベルギーのお土産を渡した中で一番喜ばれたのが、DANDOYのお菓子!
東京のお店のものを食べたことがないのですが、プレゼントした人によるとやはり本場のDANDOYは一味違うようです(笑)
有名なスペキュロスは本当に美味しくて、独自のスパイスの味とサクサクとした食感がたまりません!
時間が経ってもなかなか湿気ないため、長時間の持ち運びやすぐに会えない人のプレゼントにも意外とおすすめです。
また、ブリュッセルのお店は2階がティールームになっているので、疲れた足を休ませるのにも一役買ってくれますよ♡
DANDOYのティールームでいただいたワッフル、本当に美味しかった!
ベルギーチョコレート
ワッフルに続くベルギーの定番スイーツといえばチョコレート!
かの有名なGODIVA、neuhausを始め、様々なチョコレートショップが軒を連ねます。
あのPierre Marcolini もベルギーのショコラティエ♡
日本で買うよりはるかに安くて、自宅用に大きなボックスを購入しちゃいました。
日本での値段を知っている方に渡すなら、喜ばれること間違いなし!
また、チョコレートの種類もナッツが入ったものや可愛いデザインのものまで幅広く、値段もまちまち。
安く探そうと思えば、2ユーロ~手に入ります。
ブランドショコラティエでも、箱に入ったチョコが約6ユーロでも購入できるので、お財布と相談しながら選んでみてください!
味見をさせてくれるお店が多いので、いろんな味も試してみてくださいね♪
ブリュッセルでショコラティエを巡って「ベルギー人気チョコレートブランド13選」を紹介しています。
憧れのラグジュアリーブランドDELVAUXや芸能人御用達ブランドのDries Van Notenもベルギー生まれ。
高品質なレザーバッグは一度は手に取ってみたい名品ですね。
さらに詳しいお土産情報は「ベルギー旅行の人気定番お土産21選と特産品|旅ブロガーおすすめ心ときめく商品をご紹介」でまとめました。
日帰りベルギーで食べたいおすすめ人気グルメ
パタット/フリッツ(Frites)
ベルギーで賑わっているのはたいていワッフルかポテトフライのお店。
わたしたちが普段食べているものとは一味違ったグルメなフリットをぜひ試してみて下さい。
行列店が多く、結構時間はかかるもののさすがに美味しくおすすめです。ローカルはたっぷりとマヨやサムライソースをつけていますが、そのままでも絶品ですよ!
ムール貝の白ワイン蒸し(Moules mariniere)
白ワインで蒸された大粒のムール貝を食べながらビールを流し込むのが最高のひと時。
貝のポットの中にある余ったスープにバケットを浸して食べるのも美味しいです。
ガイドブックにも必ず載っている超有名店Chez Léon。にちょうどお友達がいたのでご一緒しました!
シェ・レオンでムール貝からのフラワーカーペット最終日夜のショー♫
ブリュッセルで再開したヨーロッパ旅行情報部さん@euro_tour と!
ご縁のある旅でした〜😆 pic.twitter.com/OhqWN85zeY
— マリ@旅ブロガー オハヨーツーリズム✈nextシンガポールマレーシア (@makiro77) August 15, 2022
ベルギーをもっと楽しむ
シティパス
ブリュッセルで使えるシティパスを調べました。24時間、48時間、72時間有効の3種類のパスがあるので4つ以上の施設をまわるなら購入を検討してみてください。
料金は2023年現在32ユーロ、42ユーロ、49ユーロです。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
現地ツアーに参加する
基本的にはすべてバスかメトロで移動できるブリュッセルですが、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
日本語で予約できるベルトラでベルギーの現地ツアーを調べてみました。
ベルトラの現地ツアーは出発前に日本語で予約できる上に価格も良心的なので、わたしたちもよく利用しています。
また海外のサイトでもよければ、GetYourGuideのツアーの種類がかなり豊富でおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
ブリュッセルはベルギー国内では最も治安の悪い都市と言われています。日中は旅行者も多く普通に観光できますが日本とは全くレベルが違います。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は旅行好きのあいだでは有名なカード。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
旅行の準備は「ベルギーに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
パリから日帰りベルギーまとめ
日帰りするとなるとメジャーな観光スポット少しとお買い物、食べ歩きがメインになってくると思います。
ブリュッセルはわずかな時間でも楽しめると思うので、ぜひこの記事を参考に楽しんでくださいね!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!