1月にフランスに訪れるなら、ぜひ食べておきたいのがGalette des Rois。
近年、日本でも少しずつ知名度があがってきているお菓子ですが、もともとはキリスト教のエピファニー(公現祭)に食べるフランスの伝統菓子でした。
フランス人にとってはこれを食べないと新年を迎えた気分にならないというほど。
パイの中に埋め込まれているフェーヴ(陶器の人形)が入ったピースを食べると1年幸福でいられます。
当ブログ「フランスボックス」では、おすすめのガレット・デ・ロワ購入店舗とフランス流の楽しい食べ方をご紹介します。
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このページの目次
パリのガレット・デ・ロワおすすめパティスリー
ガレット・デ・ロワはパティスリーかパン屋(ブーランジュリー)で購入できます。
今回はパリにあるパティスリーに限定して、ガレット・デ・ロワの購入におすすめのお店を教えてもらいました。
ピエール・エルメ Pierre Hermé
世界のパティスリー界の頂点を極めたPierre Hermé。
定番のアーモンドクリームはもちろん、ピエール・エルメならではのオリジナルフレーバーのガレット・デ・ロワも楽しめます。
2020年はパッションフルーツの香るアーモンドクリームに、ローストパイナップルとガナッシュを合わせた「Galette Mogador」が話題に。
ピエール・エルメへのアクセス
2020年3月現在、公式HPをチェックしてみるとパリ中心地だけで15店舗ありました。
【6区】Bonaparte(本店) | |
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住所 | 72 rue Bonaparte, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線Saint-Sulpice駅 |
【2区】Opéra | |
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住所 | 39 avenue de l’Opéra 75002 Paris 地図 |
最寄り | メトロ7,14号線Pyramides駅 |
店舗の情報はPierre Hermé公式サイトを参考にしています。
セバスチャン・ゴダール Sébastien Gaudard
パリで1番美味しいガレット・デ・ロワに何度も選ばれたことのある、Sébastien Gaudardのガレット・デ・ロワ。
定番のアーモンド味とチョコレート味の2種類があります。
ルーブル美術館近くの1区のお店はサロン・ド・テ(カフェスペース)も併設。観光の合間の休息にも立ち寄れるパティスリーです。
セバスチャン・ゴダールへのアクセス
①【1区】TUILERIES | |
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住所 | 1 rue des Pyramides 75001 Paris 地図 |
最寄 | メトロ1号線Tuileries 駅から徒歩2分 |
備考 | サロンドテ(カフェスペース)があるのはチュイルリー店のみ |
②【9区】Martyrs | |
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住所 | 22, rue des Martyrs 75009 Paris 地図 |
最寄 | メトロ12号線Saint-George駅から徒歩5分 |
店舗の情報はSebastien Gaudard公式サイトを参考にしています。
ヤン・クーヴルー Yann Courvereur
Yann Courvereurのガレット・デ・ロワは、定番のアーモンド味とヘーゼルナッツ味の2種類。
ヘーゼルナッツ味は円形ではなくヘーゼルナッツ型でとてもキュート♡
フェーヴ(陶器の人形)はヤン・クーヴルーのトレードマーク「きつね」です。
【10区】Parmentier(本店) | |
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住所 | 137 avenue Parmentier, 75010 Paris 地図 |
最寄 | メトロ11号線Goncourt駅 |
【4区】Rosiers | |
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住所 | 23 Bis rue des Rosiers 75004 Paris 地図 |
最寄 | メトロ1号線Saint Paul駅 |
店舗の情報はYann Courvereur公式サイトを参考にしています。
ラデュレ Ladurée
見た目も可愛く、味も裏切らないLaduréeのガレット・デ・ロワ。
定番のアーモンドクリームはもちろん、ピスタチオとオレンジフラワー風味のアーモンドクリームにオレンジとマンダリンのコンフィがあしらわれた「Galette der Rois Neroli」も。
ラデュレへのアクセス
2020年5月現在、公式HPをチェックしてみるとパリ中心地だけで9店舗ありました。
【8区】Champs-Elysees(本店) | |
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住所 | 75 Avenue des Champs-Elysees 75008 Paris 地図 |
最寄 | メトロ1号線George V駅 |
【6区】Bonaparte | |
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住所 | 21 Rue Bonaparte, 75006 Paris 地図 |
最寄り | メトロ4号線 Saint Germain des Prés駅 |
店舗の情報はLadurée公式サイトを参考にしています。
アンジェリーナ Angelina
モンブランで有名なアンジェリーナAngelina。
定番のアーモンド味のほかに、チョコレートとマロンの相性が抜群のショコラ・マロン味のガレット・デ・ロワがあります。
アンジェリーナならではの味が楽しめますよ。
アンジェリーナのアクセス
2020年5月現在、公式HPをチェックしてみるとパリ中心地だけで9店舗ありました。
【1区】Rivoli(本店) | |
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住所 | 226 Rue de Rivoli 75001 Paris 地図 |
最寄 | メトロ1号線Tuileries駅 |
【7区】Bac | |
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住所 | 108 Rue du Bac, 75007 Paris 地図 |
最寄 | メトロ10, 12号線Sèvres – Babylone駅 |
店舗の情報はAngelina公式サイトを参考にしています。
ガレット・デ・ロワはフランスの伝統菓子
ガレット・デ・ロワは、もともとエピファニー(公現祭)に食べるフランスの伝統菓子でした。
エピファニーはキリスト教三大祝日のひとつ。12月25日クリスマスから数えて12日目の1月6日がエピファニーです。
1月になると店頭にたくさん並ぶ
フランスでは年が明けるとパティスリーやブーランジュリーの店頭にたくさんのガレット・デ・ロワが並びます。
家族や友人たちが集まるときには、必ずといってもいいほど新年を祝うお菓子としてガレット・デ・ロワが出てきます。
現在ではエピファニーに限らず、1月はガレット・デ・ロワを何度も食べることができます。
ガレット・デ・ロワの中身
ガレット・デ・ロワはサクサクのパイ生地にアーモンドクリームが入った焼き菓子。
パイの中にはFèveと呼ばれる小さな陶器の人形が隠されています。購入するお店によって入っているフェーヴが違うのもちょっとした面白さ。
最近はさまざまバリエーションのガレット・デ・ロワが登場し、定番のアーモンドクリームのほかに、チョコレート味やヘーゼルナッツ味、ピスタチオ味、ラズベリー味などが楽しめます。
また南フランスでは、ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワが主流で、「Brioche des rois」とも呼ばれています。
王冠の形をしたリング状のブリオッシュに、パールシュガーとフルーツの砂糖漬けでデコレーションされています。
ちなみにフェーヴとはフランス語で「そら豆」のこと。というのも、かつてガレット・デ・ロワに入っていたのはそら豆でした。
19世紀に工業化の始まりで陶磁器が流行すると、そら豆に代わって陶器でできたフェーヴが入れられるようになりました。
フランス流のガレット・デ・ロワの楽しみ方・食べ方
フランスでは、ガレット・デ・ロワを食べるときにちょっと面白い食べ方をします。
まずその場に集まった人たちの中で、最年少の人がテーブルの下に隠れるか、みんなで目隠しをします。
そして切り分けたガレットデロワを最年少の人が指名した順番に配っていきます。
配られたガレットデロワの中にフェーヴが入っていたら、その人はその日の「王様」または「王妃様」に。
王様または王妃様は付属の王冠をかぶり、相手となる人(王妃様または王様)を選びます。
フェーヴが当たった人は、その年を幸せに過ごせるといわれています。
パリで食べたいガレット・デ・ロワまとめ
フランスの新年に欠かせないガレット・デ・ロワ。
毎年1月に1ヶ月間だけ出回る期間限定の伝統菓子です。
日本でもガレット・デ・ロを取り扱うお店が少しずつ増えてきていますが、フランスを訪れた際には、ぜひ本場のガレット・デ・ロワを味わってみてください。
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