サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)はフランスで生まれた世界最大級のチョコレートの祭典。
5日間にわたって開かれます。
今では日本を含む世界各国で開催されていますが、本場パリのサロン・デュ・ショコラは、規模が違います。
秋にパリに行くなら、ぜひ訪れてみてくださいね!
このページでは、本場パリでおこなわれるサロン・デュ・ショコラの開催日・会場・チケットの購入方法から注目のショコラティエまで詳しくご紹介していきます。
このページの目次
サロン・デュ・ショコラの見どころ・楽しみ方
フランスは1人あたり年間に約6.4kg(2020年度)のチョコレートを消費するチョコレート大国。
スーパーには大きなチョコレート売り場があり、大きな街には必ずといってもいいほどショコラトリーがあります。
チョコレートを食べる行事も多く、イースターやクリスマスの時期には、大量のチョコレートが飛ぶように売れます。
1995年、そんなチョコレート好きのフランスで生まれたのが、世界最大級規模のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)」です。
チョコレートの販売だけではなく、イートインコーナーも充実。
シェフによるワークショップやファッションショーなど魅力的なイベントも盛りだくさん!
職人によるデモンストレーションも見どころのひとつで、職人技によって生み出された作品は、まさにアートといえるでしょう。
会場内には、チョコレートの彫刻も展示されています。
チョコレートファッションショー
サロン・デュ・ショコラの最大の目玉といえば、チョコレートファッションショー。
その名の通り、チョコレートを使った衣装のファッションショーです。
とにかく巧妙にできていて、ため息が出るほどの美しさ♡
ファッションショーで使われたドレスは、イベント期間中展示されています。
ファッションショーのほかに、クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ(C.C.C.)」によるコンクールの授賞式も見逃せません。
サロン・デュ・ショコラの日程・場所・チケット情報
開催日
サロン・デュ・ショコラは、毎年10月下旬~11月上旬に開催されます。
会場
会場はポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場(Paris Expo Porte de Versailles)。
一年を通してさまざまなイベントや見本市が開催されています。
最寄り駅は、メトロ12番線Porte de Versaillesです。
チケットの料金と購入方法
パリのサロン・デュ・ショコラは、会場に入るために入場料が必要です。
【入場料】
大人14ユーロ〜(※条件により料金が異なります。)
子供(3〜12歳)7ユーロ
3歳未満無料
事前に購入する場合は、サロン・デュ・ショコラの公式サイトまたはFnacのWEBサイトから。
会場で当日券を購入することもできます。
サロン・デュ・ショコラにおすすめのホテル
おすすめのエリア
治安があまりよくないパリやその他の大都市では、ホテルを選ぶときに意識すべき最重要ポイントがあります。
それは何よりも立地!
安宿は危険なエリアにあることが多く、何も知らずに危険な目に遭った日本人旅行者はたくさん。
物価の高いフランスでなぜそこだけホテルが安いのか、落ち着いて考えてみればわかるはず。
旅慣れた人の「それほど治安が悪くない」「わたしは何も問題ありませんでした」は、たまたま運がよかったか、慣れていたからこそ落ち着いて回避できただけかもしれません。
パリの場合は、10区、17区の北側、18, 19, 20区は治安の悪く、盗難被害や傷害事件の件数が高いため、十分な注意が必要です。
わたしたちは普通の旅行者や、初心者でも安心してフランスを楽しんでもらえるよう、できる限り正確に注意事項をお伝えしたいと思っています。
ホテルの選び方についての解説は「旅のプロが教えるフランス・パリのホテル・アパルトマンの選び方と注意点」に詳しく載せているのでぜひご覧ください。
治安が良く、会場までのアクセスにも便利なエリアとしてわたしたちがパリでの宿泊におすすめしている地域は下記の3つ。
パリ中心の観光地に近く、高級すぎない地域を選びました。
もし金銭的に余裕があるのであれば、シャンゼリゼ通りやヴァンドーム広場あたりのホテルがおすすめです。
注目のショコラティエ
サロン・デュ・ショコラでは、王道の人気ブランドから新進気鋭のブランドまで、超豪華な顔ぶれが揃います。
注目のショコラティエを見ていきましょう。
イヴァン・シュヴァリエ(Yvan Chevalier)
イヴァン・シュヴァリエは、なんと28歳の若さで「M.O.F.(国家最優秀職人章)」を取得。
長年Vincent Guerlais氏のもとで彼の右腕を務めた若き実力派シェフで、2021年8月には、地元であるブルターニュ地方レンヌに念願の自身のブティックをオープンさせました。
パトリック・ロジェ(Patrick Roger)
「プラリネの魔術師」といわれるパトリック・ロジェは、2000年に若干30歳にして「M.O.F.(国家最優秀職人章)」を獲得した実力派ショコラティエ。
2018年にはフランスの最高勲章「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を受賞しています。
中でも、彼の代表作品と言っても過言ではないドーム型のチョコレート「Demi sphères」
宝石のような見た目の美しさだけでなく、奇想天外な組み合わせのフレーバーは一度試してみる価値ありです。
彫刻家としても活動されており、ブティックにはチョコレートの彫刻作品が並べられています。
ジャック・ジュナン(Jacques Genin)
「世界一のショコラティエ」との呼び声も高いジャック・ジュナン。
フランスの老舗チョコレート店「La Maison du Chocolat 」のシェフ・パティシエを経て、2008年に自身のお店をオープンしています。
店内は1階がサロンドテ(カフェスペース)、2階がアトリエ。
1階でケーキやショコラを楽しみながらお茶ができます。
ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)
ベルギー王室御用達のショコラティエであるピエール・マルコリーニ。
ショコラティエ(チョコレート職人)・パティシェ(菓子職人)・グラシエ(冷菓職人)・コンフィズリエ(砂糖菓子職人)の4つのディプロマを持つ職人で、数々の名店で修行を重ね、1994年に独立しました。
チョコレート好きで知らない人はいないほど、人気の高いショコラティエです。
ピエール・エルメ(Pierre Hermé)
今やピエール・エルメの名前を知らない人がいないくらい有名なスイーツ界の鬼才。
2007年に「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受勲」を受賞し、「パティスリー界のピカソ」と称されています。
ピエール・エルメといえばマカロンが有名ですが、チョコレートも逸品。
宝石のよう美しく上品なチョコレートをぜひ味わってみてください。
セバスチャン・ゴダール(Sebastien Gaudard)
26歳の若さで、ピエール・エルメの後任として「フォション」のシェフ・パティシエに就任したセバスチャン・ゴダール。
その後、有名店やホテルで修業を重ねた後、自身のお店をオープン。
洗練された味わいの中にどこか懐かしさを感じさせるチョコレートが大人気。
アレクシア・サンティーニ(Alexia Santini)
アレクシア・サンティーニは、コルシカ出身の新進気鋭のショコラティエール。
パトリック・ロジェやピエール・エルメなどから学び、ミシェル・ショーダンも認める実力派。
現在はコルシカ島にある家族経営のメゾンで活躍しています。
日本のサロン・デュ・ショコラとの違い
2002年から日本でもサロン・デュ・ショコラが開催されています。
毎年バレンタインの時期に開催され、パリのサロン・デュ・ショコラと違い、販売会の色合いが強く出ています。
パリのサロン・デュ・ショコラは、日本より数ヶ月早く、その年の新作を体験することができます!
職人によるデモンストレーションも見どころのひとつで、職人技によって生み出された作品は、まさにアートといえるでしょう。
会場内には、チョコレートの彫刻も展示されています。
サロン・デュ・ショコラまとめ
パリのサロン・デュ・ショコラは、チョコレート好きな人なら絶対に見逃せないイベントです。
このシーズンにパリ旅行へ行くなら、ぜひ訪れてみてくださいね!
パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!