フランス・パリでギガの残量を気にせず心置きなくネットを使いたいなら、SIMカードはfreeがおすすめです。
特に1週間以上の長期滞在で、データ通信の容量が気になる方に最適。
この記事では
- freeのメリット・デメリット
- どんな人におすすめか?
- 購入場所・購入方法
- おすすめのプラン
を詳しく解説します。
30GBで十分な人は
ahamoが最強おすすめ!
デメリットはたったひとつ
海外15日目以降に通信が低速になること
2週間以内の海外旅行なら問題なし
基本料金2,970円
追加料金一切なしで
海外91カ国で月30GB使えます
このページの目次
free SIMカード最大のメリットは圧倒的大容量と安さ
freeのスゴいところは、なんといっても容量を気にすることなく利用できること。
料金プラン
料金プランは3つ。
Forfait 2€ | Série Free | Forfait Free 5G | |
---|---|---|---|
料金 | 2ユーロ/月 | 14.99ユーロ/月 | 19.99ユーロ/月 |
データ通信 | 50MB | 110GB | 210GB |
メール | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
電話 | 2時間の無料通話 | 無制限の通話 | 無制限の通話 |
※料金とは別にSIMカード購入時に10ユーロかかります
3つあるプランの中でも、特にSérie FreeとForfait Free 5Gはデータ通信容量たっぷりなのでめちゃくちゃお得。
おすすめのプランはSérie Free
わたしのおすすめプランはSérie Freeです。
なんと110GBもあるので、旅行中にGoogle mapで地図を検索したり、SNSに画像をアップしたりするには十分なデータ通信量があります。
また、利用期限は「有効期限なし」か「有効期限1ヶ月」を選べました。
free SIMカードのデメリット・注意点
安くて便利でfree最高!と思っていましたが、実際に利用してみて「失敗した」「危なかった」と思ったこともあります。
気を付けていないと、同じ状況に陥る可能性もあるので十分注意してください。
到着後、空港で購入できない
残念なことに、freeは空港で購入できません。
またSIMカードを購入できる場所が限られているため、パリ市内に到着する時間帯や場所によっては、到着後すぐに購入できない場合もあります。
とはいえ、シャルル・ド・ゴール空港にはフリーWi-Fiがとんでいますし、宿泊するホテルにWi-Fiがあれば、まったくネットができないわけではありません。
しかし、ネットに繋がっていない状態でfreeの購入場所に向かうのが不安な人は、事前にAmazonで購入できる容量少なめのSIMカードを購入しておくのがおすすめ。
また、そもそも30GB程度で十分で、2週間以内の海外旅行の場合は、基本料金2,970円かつ追加料金一切なしで海外91カ国で使えるahamoが便利です。
ahamoというとdocomoの格安SIMくらいのイメージしかない人もいるかもしれませんが、実は海外旅行でコスパ最強の通信手段だということをご存知でしょうか。
スマホの乗り換えや2台持ちに抵抗がある方にはおすすめできませんが、通信手段のためにSIMカードを調べたり、用意したりする手間がすべてなくなるので、すべての旅行者の方におすすめです。
クレジットカードがないと購入できない
また、freeの購入はクレジットカード払いのみ。
そもそも当サイトではフランスの治安と安全面を考慮して、旅行中の所持現金は100ユーロ以下で基本クレカ払いすることをおすすめしています。
年会費無料のエポスカードや楽天カードは満18歳以上であれば発行可能。
ヨーロッパ旅行にはVISAのクレジットカードを最低1枚は持っていきましょう。
また、エポスカードは店舗受け取りを選択すると当日発行も可能に。出発ギリギリでも発行が間に合う可能性があるので、必ずクレジットカードを準備しましょう。
高額請求に注意
データローミングという言葉を聞いたことがありますか?
データローミングとは、通信キャリアのサービスエリア外で通信しようとしたとき、提携する現地キャリアの通信網を代わりに利用する機能のこと。
データローミングをONにしていると、現地携帯電話会社との通信が可能になり、ローミング費用が発生します。
絶対詐欺だと思って放置していたので、クレジットカードの引き落としがあった時はものすごく焦りました。せっかく安く買ったのに大失敗。
メールやチャットを受信したり、自動アップデートしたりと、スマホは知らないうちにデータ通信を実行しています。
高額請求を避ける方法としては
- データローミング機能をオフにする
- モバイルデータ通信をオフにする
- 機内モードに設定する
- simカードを抜いておく
どの方法でもWi-Fiの使用は可能です。
まさかフランスのSIMが中東で作動するとは予想外でした。これから利用される方はぜひ気をつけてください。
free SIMカードはこんな人におすすめ
freeは価格に対する通信量のコスパが魅力。
旅行中に
- Google mapで地図を検索したり
- SNSに画像をアップしたり
- 動画を見るなど
データ通信量を気にせず楽しみたい方におすすめ。
反対に、そこまで通信量を使わない・動画を見ないのであれば、わざわざfreeを買いに行かなくても良いかも。
料金 | データ通信 | 利用期限 | |
---|---|---|---|
free Série Free |
14.99ユーロ/月 | 110GB | 期限なしか1ヶ月か選べる |
free Forfait Free 5G |
19.99ユーロ/月 | 210GB | |
ahamo | 2,970円/月 | 30GB | 海外滞在15日以降、通信が低速に |
楽天モバイル | 1,078円/月 | 2GB | 2GB超過後は通信が低速に |
Amazonで買えるSIMカード | 買い切り2,000円〜 | 3GB〜選べる | 使い始めてから◯◯日 |
※freeのSIMカードは発行時に別途10ユーロかかります
選び方の基準としては
- データ通信をたくさん使いたいならfree一択
- 2週間以内の旅行でそこそこ通信したいならahamo
- 最低限の通信量でとにかく最安なら楽天モバイル
- 買い切りタイプで気楽に使うならAmazonで買えるSIMカード
といったところ。
ただし、SIMカードそのものに不慣れな方やSIMフリーのスマホを持っていない方には、残念ながらSIMカードの購入をおすすめできません。
わからないことを自力で調べられる方や、デジタル機器に慣れている方なら特に問題ありませんが、「SIMカードの交換や設定が必要」と言われて、何をすべきかあまりピンと来ない方は安さよりも利便性を取りましょう。
多少割高になったとしても、かんたんに手続きできる海外Wi-Fiのレンタルがおすすめです。
海外Wi-Fiのレンタルサービスなら、業界最大手かつ24時間365日対応のカスタマーサポート(LINEやSkype)が魅力の海外旅行でインターネット グローバルWiFiがおすすめです。通信も安定しています。
free SIMカードの購入方法
取り扱い店舗・購入場所
freeのSIMカードは、freeの店舗やタバコを売っているカフェ(「TABAC」の看板が目印)で購入することができます。
freeの店舗はパリ中心部だと下記の4ヶ所が行きやすいと思います。
わたしはシャンゼリゼ近くのホテルに泊まっていたので、どこも微妙に離れていたため、バスでテルヌ店へ行ってきました。
※店名をタップするとGoogle mapが開きます
購入に必要なもの
- クレジットカード
- 滞在先の住所(郵便番号を含む)
- メールアドレス
- 使用する端末のSIMの形状
購入方法
freeの自動販売機から購入できます。
ただし言語はフランス語のみ。
自分ですすめればいいのですが、何か間違いがあると不安なので、わたしは必ずスタッフに声をかけ、旅行者であること、利用したい期間を伝えて操作を手伝ってもらうようにしています。
free SIMカード自動販売機の操作方法
操作方法はそれほど難しいわけではありません。
ただフランス語や英語に慣れていないと戸惑ってしまうので、適当に進めずわからなければ確認してから次へ進むようにしましょう。
まずは「Mobile」を選択し、「Forfait mobile free(freeのモバイル通信パッケージ)」から「S’ABONNER(契約する)」ボタンを押します。
契約にはメールアドレスとクレジットカードが必要ですというアナウンスが表示されるので、「Continuer(次へ)」を選択。
次にパッケージを選びます。
上記の表に記載した3つのプランの中から選び、「SELECTIONNER(選択する)」ボタンを選択します。
次に有効期限の選択をします。わたしは真ん中を選びました。
「Pas de limite de valideté(有効期限なし)」または「Valide 1 mois(有効期限1ヶ月)」のどちらかのボタンを押します。
旅行は2週間だったので1ヵ月にしました。
次に電話番号の選択をします。
「Conserver votre numéro de téléphone(今使っている電話番号を使う)」または「Obtenir un nouveau numéro de téléphone(新規の電話番号を使う)」のどちらかのボタンを押します。
わたしはfreeの利用が初めてなので、もちろん新規。
電話番号はなんでもいいのですが、好きな並びがあればそれを選びましょう。
SIMカードの種類を選択します。
自分のスマホのSIMのサイズを確認し、「MiniとMicro SIM」または「Nano SIM」のどちらかを選んでください。購入後交換はできないので間違わないように。
ここ最近のiPhone(iPhone5以降)は全て「Nano SIM」です。わたしが持っているiPhoneもアンドロイドも「Nano SIM」なのでこちらを選択。
支払合計を確認し、内容に問題がなければ「CONFIRMER MA SELECTION(選択を確認)」を選択し、クレジットカードで支払をします。
支払後、個人情報の入力。
氏名・メールアドレス・郵便番号・住所を入力し、登録完了!
※郵便番号と住所は、フランスの滞在先の住所でOK。少しくらい間違っていても使えないということはないので大丈夫。
あとはSIMカードをポチっと出して、スマホに挿入すれば完了!
もしうまくできないならスタッフにサポートをお願いしましょう。
レシートにはPINコードや電話番号などが記載されているため、大切に保管してください。
スマホの電源を落とすたびにパスワードを要求されるので、めちゃくちゃドキッとしました。
日本でそういったことはなかったし、パスワードも初期のまま「1234」だったので問題なかったのですが、もし忘れたりレシートをなくしていたら使えなくなっていたところでした。
だいたい5分くらいでパッと買って、すぐ使えるので本当に便利ー!!
free SIMカードまとめ
freeのSIMカードは、通信料を安く抑えたい方や長期間滞在する方におすすめです。
手続きや設定が多少面倒ですが、フランスに滞在中、快適に通話やデータ通信ができるのは嬉しいですよね。
freeのSIMカードを上手に活用して、フランス滞在を思う存分楽しんでください。
30GBで十分な人は
ahamoが最強おすすめ!
デメリットはたったひとつ
海外15日目以降に通信が低速になること
2週間以内の海外旅行なら問題なし
基本料金2,970円
追加料金一切なしで
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パリのホテル選びは本当に難しく、日本と違って価格と質が一致しないことも多いため、あらかじめ、情報をインプットしておくのがおすすめです!
当ブログ「フランスボックス」ではパリ在住者が教えるホテルの選び方と安全でコスパの良いおすすめエリアでホテルに関する注意点や知っておきたい情報をまとめました。
日本人に最も人気のエリアで、わたしたちもおすすめするオペラ座周辺のホテルについてもぜひご覧いただけると嬉しいです!
予算はどれくらいかかっても一流ホテルに泊まりたいという方は、パレスホテルの代表、オテルリッツをおすすめします。
ココシャネルやダイアナ妃にも愛されたパリに行くすべての人達が憧れる、フランス最高峰のホテルで、サービス、食事、設備どれをとっても申し分なく、私にとって人生最高の滞在でした。
かなり高額な宿泊代とはなりましたが、一生の思い出に1泊だけ泊まることができ悔いありません。
ヴァンドーム広場が目の前で、オペラ座までも500mと観光するにも抜群の立地。
絶対に忘れられない滞在になること間違いなしなので1泊だけでもぜひ検討してみてください!